2010年9月20日
機動戦士ガンダム00劇場版見てきた。

 1期2期と見てきたので、完結編は見ておきたいなと思ってたけど、
思ったよりかなり早くそのタイミングがあったので早速見てきた、

まだ公開から3日目で月曜祝日だった事もあってか結構混んでた、
完全に埋まってはいなかったけど、残り席数は割と無かったと思う、

さてまあ、何というか日記で書きゃいいことではあるんだけど、
ネタバレとかそういうの気にするとあんまり書くことないし、
それをケアした上で書く技量がないから別途書くほうがよかろう、と思った、

あと、まあ、別途書いておいたほうが後で何て書いたっけ?と日記を漁る必要もなくなるので便利、かな??

適当に覚えてる部分を箇条書きしてから足したりしてるので、
劇中の進行とは順序デタラメです。


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今後派生とかがでるかどうかはともかく、
とりあえず完結って感じの作りで良かった、
少なくとも本編を続ける要素残しての延命措置みたいな事はしてなかったと思う。

ラストシーンで時間を一気に50年進めちゃったりするのがいいのかどうかは別として、
最後抱きしめあうシーンはマリナがばあちゃんになってしまっててもいい演出だったと思う、

ビットが羽根っぽくなったクアンタが花に包まれて自然と同化するようなのは2ndエンディングのそれと同様の印象で、作品のエンディングとしては綺麗な形に見えた、
相変わらずターンAの似た様な部分とダブって見えたけど。

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宇宙怪獣・宇宙生命体のELS(敵の呼称)云々は、
さすがに「え!?それアリなんだ?」ってなった、
ガンダムで人対人、国家対国家とかではなく、
あれが敵だ!と宇宙から侵略者(まあ侵略でもないんだが)がやってきて、
地球が一丸となった大規模な防衛線を張って守るぞ!って・・・

特に賛否両論強そうな部分はそのELSの展開だったけど、
前半から徐々にそのELSが侵食していくパニック要素で引き込む形、
展開には乗ってたので極端な拒否反応出すほど違和感あるわけでもなかった、

「ガンダム」概念かくあるべきがあればあるほど拒否反応が強いのは間違いない、
良くも悪くも宇宙から敵だー!は予想外。

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ELS云々で自分が気になった事と言えば、
CMなんかで「地球の運命はあと7日」みたいにタイムリミット煽ってたものの、
それに関しては基本どうでもいい感じ、

あと7日でELSのでかいのがくるぞ!ってなって、
ちょろちょろと会話見せたらシーンチェンジ→「数日後」とか出ててズッコケ、

7日ってリミット切ってたものの、そこから7日でどうするとかではなく、
単純に「その辺でなんとかしないと滅亡しちゃうよ」ってゆるいリミット、

まあ、その残り7日で地球に到達してしまう云々(地球圏だったかも)なので、
当然、その手前何日かに迎え撃って然るべきなんだが、

それなら絶対防衛ラインを敷いて敵の到達〜日、
ここで抑えれなければ命運尽きます、とかの方がリミットわかりやすかった気がする。


時間に関してはエピローグが50年経過してるのは上記した通りだが、
その手前に200年前のそもそもの計画をしたじいさんがちょっと喋る、
2ndでラスボスになってたリボンズの元ぽい(声がアムロだし)キャラとの問答、
ここのシーン最初に20**年と数字がテロップで表示、
一瞬本編の年号っていくつだったかな?と考えた、

その上でその後のシーンチェンジ、
マリナと刹那のエピローグ部分に切り替わった際にも西暦表記で2364年?だったかテロップ出てて、あれ、これはちょっと未来?とまた考えた、

これなら過去話のシーンチェンジテロップで「200年前」みたいな表示の方がよかったし、
手前の過去があるから単純に「50年後」とはできないだろうけど、
そこも「決戦から50年後」とか適切なテロップがなんかあったんじゃないかと思う、

総じて時間経過に無頓着な作りは不親切、
タイムリミットに関してはまだいいんだけど、
エピローグで「ん?これ何年前(後)の話になってるんだ?」と集中途切る仕様なのは、
少しばかり物語の完結に水を差す結果になったかも、


エピローグ話ついでに、
50年後の世界ではイノベイター40%越えてます!って言うは幸福と捉えるエピローグなのか、急劇な変化過ぎて逆に不幸なエピローグなのかどっちなんだろう、
まあ印象的に不幸ではなさそうだけど、50年で4割て、と思ったりはする。


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総合的な印象としてはARMSとマクロスとファフナー足してガンバスター風味って感じ、

どちらかと言うと大型火器の「必殺技」感がつよくて、
小技が少々寂しかった、その辺が主にスーパーロボットな風味、

見てる最中からELSに接触された人・MSが侵食されて結晶化(金属化?)するのが既視感ありまくりで、後から考えてたら、「あ、結晶化ってファフナーじゃなかったっけ!?」と思った、

ELSの数が膨大過ぎる事とかはガンバスターとかマクロス、
敵の本体に入って対話をするんだ!って部分は歌無しのマクロス、

ARMSはまあ単に珪素生命・金属生命みたいな部分と、
ちょっと共振っぽいコンタクトがそう見えただけ。


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戦闘描写は迫力重視、
すっげえ高速だったもんでそれも含めて大技が目立つ結果、

しかも高速で少ないコマ数を誤魔化してるというよりかは、
結果的に高速で回してるような状態になった感じなので、
コマ送りで見る機会があれば戦闘毎にじっくり拝みたいもんだ。

DVDとかBDとかは買う習慣がないので多分買ったりはしないけども。

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キャラクタの立ち位置説明とか、機体のお披露目云々みたいな描写は極端に少なくて、
「映画だけでも楽しめる」は割と無理がある、
これは続編ものとかにありがちなので特筆する事でもないか、

1期2期とも00を見ていれば、
オールキャストで脇役にも見せ場ある作りが本筋よりむしろ見所かも、

ガンダム各機は新型機のありがたみとかそういうのが少なく、
量産期で戦う脇役が散るシーンなんかの見せ場はかなりのもの、

2期で父親ぶっ殺してるアンドレイスミルノフとか、
死ぬ間際に両親のカットインとかされたら参っちゃうさ、

グラハムはグラハムで主人公機のクアンタがあまり戦わない部分を補うような特攻っぷり、
ラストの散り際もそうだが、中盤の急ブレーキ回避からの大ビームでELS一群一掃とか、
戦闘面ではガンダムより見せ場が多かった、
その割に主人公とかとの掛け合いはほとんど無かったのは残念かな、
部隊同士があんまり繋がってる感じしなかった(代わり?にグラハムは自分の小隊メンバーとの繋がりが強く描かれてたと思うのでそれでいいか)

自分にはファイアーエムブレムの斧使いにしか聞こえないサジくん、
あとルイスのなんか巻き込まれそうで案外巻き込まれず、みたいな中途半端な感じ、
あれは見せ場を作らない事が見せ場なのかな?
まあELSが各地で怪現象起こしてる時の被害者にはなってるから無関係でもないんだが、
後半ルイスは祈ってるだけだったのがおとなしすぎかな?とか思ったり。

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ガンダム各機は各機で新装備も結構あったようなのだが、
敵が超大量の金属生命体で、触れたら取り込まれちゃうぞ!って仕様なのがネック、
大量であるが故に先にも述べた高火力のぶっといビームが目立つし、
むしろそれじゃないと戦えてるの?って印象受ける、
なのでビットとか通常火器の細かいシューティングが影薄い、

それに加えて触れられない仕様のせいで近接戦すらままならない、
なんか一応フィールド張りながらなら接触できるみたいで、
切り裂いたりも中型のELSや味方機を取り込んだELSには通じてたんだが、

結局はでかいビームがものを言う感じ、
それ自体の迫力はあるもんだから見栄えいいんだよね、
大型火器ばかりの見せ場が「ガンダムらしくない」って言われるトコなのは理解できる、

まあ、アレルヤのハルートとロックオンのサバーニャは戦闘頑張ってた、
ティエリアのラファエルは出てきてちょっと戦ったらすぐ自爆ったのでなんともなんとも、
クアンタは最初から「対話の為の云々」って言ってたので、
武装面であんまり期待してなかったから戦闘ほぼ0もあんまきにならなかった、

むしろコーラサワーの自爆決意シーンを止める形で割り込むのはいい登場だったかと。

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ELSが味方機を取り込んだりして進化するのは窮地を加速させる演出として良かったんだが、
敵が取り込んで模したジンクスとかの見分けがつき辛い、そこはマイナス、

手前でも書いたとおり展開が早すぎる上に敵味方の区別が付かないもんで、
画面的な演出としてはちょっと今ひとつだったかと思う。


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ラストの宇宙に花が咲くのはすっごい抽象的、
確かにエンディングテロップ後の過去・未来話ないと???ってなるけど、
あれで戦闘が止まった事は十分把握できたし、
刹那が寝込んでたときに花が出てきたりもしていたのでどうにもならない程ではない、
地球からも見えてるって事はくそデケーんだなー、って先ず思ったけど(笑

あと、あのまま終わったとしたら、
あれで終わったんじゃい!ってパワープレイさが際立って案外良かったかもしれない、
・・・いや、わかり辛いからダメか。


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エピローグ最後に出てくる英語は、

平和は力では保たれない。平和はただ分かりあうことで、達成できるのだ。

ってアインシュタインの言葉らしいね、
これもテロップで日本語訳だしとけっつー話、

この言葉は確かに00でやんややってきた事を締めくくるのにいいと思うが、
パッと英語出されて理解できないんじゃ「なんだったんだあれ?」となっちゃうし、

時間経過の部分もそうだけど、
最後の最後でなぜ余計な不親切さを炸裂させてるんだろうか?


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書いてたら文句ばっかにはなってるんだけど、
1期2期みてたら完結させるだけのものではあると思うよ、

終わりに向けてる姿勢が中々に清々しいのだ、

総括しても全然悪くない作品、
ガンダムで宇宙からの外敵を描いたはじめてのものだし、
結局地球が一つにまとまるには外敵必要かー、って感じ、

宇宙世紀に限らず人対人の場合、
どうやったって終わらないものをどういう風に落しどころつけるか、というものだったから、

こういう形で一つにまとまった、ってシリーズがあったっていいんじゃないかな、

とは言え、更にこの形式を拡張して、
ロボットプロレス的な勧善懲悪正義のガンダム!みたいなのはさすがに勘弁だけども。


10/09/20

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