2016年11月8日
Scott Pilgrim(全3巻)の話

ちょっと前に知って気になってたスコット・ピルグリム買いました、
元々は全6巻のを3巻にまとめてるので超ぶ厚い。



とりあえずこんな感じ、
全巻400P超えてるから重いのなんの。

横のコブラはサイズと厚さの参考に。



知ったのがものすごく偶然、
何か全然別の検索かけてた時に、
この漫画のヒロインのラモーナの画像が出てきたんですよ、

で、それが丸目で可愛くて、
なんて作品のキャラだろ?と思って画像検索したらタイトルがわかり、
全3巻なのかヨッシャ買おう、という流れ、

画像検索って便利だなあと改めて実感。

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買う時にちょっと苦労?したのは、
映画・ゲーム化もしてる作品と言う事で、
どちらかと言えばその映画版(とゲーム)がズラッと検索結果に出てきて、
ウィキペディアも日本語のページは映画・ゲームのしか出なかった事かな、

まあ、マルチメディア展開もしている作品なだけに、
すでに愛好家も沢山いるみたいだったので、
情報自体は漁ればすぐに出てきたんですけども。

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で、買ってみて読んでみて思った事としては、
すごく日本ナイズされてはいるものの、
やはり日本の漫画とは雰囲気違うな、って事かな?

特に1巻は独特の雑然とした構成が、うん、なるほど読み辛い、

日本とはめくりが逆の左閉じな事に関しては割とすぐ慣れた、
が、翻訳の妙もあるのか、
とにかくセリフが散らかってる感じ、
でもまあそれがなんとも小気味がいい部分はあるので難しい所、

日本の漫画で同じくらいセリフを詰め込んでると、
ちょっと邪魔くさいかなって思う程度にはテキスト多め、

しかも雑談じみた、あまり内容の無いやり取りも多かったり、
人によっては無駄情報散りばめ過ぎてて本筋ブレかねないから嫌うかも。



ヒロインのラモーナの絵にくいついて買ったものの、
読んでみて気に入ったのは上の画像の女の子ナイブス・チャウかな、


主人公スコットのバンドのドラム担当キム・パイン(画像上)もそばかすかわいい、
ラモーナ・フラワーズ(画像下)もヒロインなんでやっぱかわいいのだが、
かなり謎の多いキャラなせいで、
ほんと最後の方まで掘り下げ不足感否めない、

ちなみにナイブスの画像は1巻冒頭、
で、キムとラモーナの画像は3巻なのでかなり絵柄がシンプルに変わってる、


ラモーナ一巻初期頃はこんな感じ、
これはこれでなんか絶妙にもっちゃりしてていいのだけど、
後半の絵柄は素直に日本ウケもいいタイプだと思う。

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どうやら原作は2004年から2010年の期間で全6巻出ており、
そりゃあ6年ほどあれば絵柄も変わるわな、と納得、

てか、作者が前書きで書いてる事なんだけど、
2巻後半(原作4巻〜)は手塚治虫の影響でスタイル変わったという事触れてる、

そういう影響面も含めると、
3巻(原作5・6巻)はほんと日本の感覚で読む漫画としても相当読みやすく、

作品にパワーあるので、
多少の強引なノリも ”ま、スコット・ピルグリムだしな!” で済ませられるようになる感じ。

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多少ググればすぐ出てくる大まかな内容?としては、


ある日を境にスコットが何度も夢の中で出会った女性を街で偶然見かける、
ので、頑張ってアプローチするのだけど、
スコットがその子(ラモーナ)と付き合うためには、
邪悪な元カレ軍団(もうそう訳されてるんだからそう言うしかない)を倒さなければいけないのだ!


とまあこんな程度、
詳しく言い始めればいくらでもあるけど、
ざっくり言うと 付き合いたいからガンバルゾー だわ。

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元カレは全部で7人、
最初の一人、マシュー・パテルは悪魔っ子召還能力があったり、
超能力持っているやつとか、忍者とか、
ま、なんかとりあえず押し切られるヘンテコな世界観、

そもそもヒロインのラモーナからして、
サブスペースハイウェイ って特殊空間?を通る事で瞬間移動できるし、
基本的に能力に関しては説明とかほとんどないから、
なんでそんな能力が!?とか思っても一切解決はせんのです、
気にしないで ”そういうキャラだから” と読み進めるのが正しいかと、

スコット自体はあんまそういう特殊能力は無いようなのだけど、
ラモーナとの愛の力でレベルアップ(文字通りゲーム的な)したりはする、

邪悪な元カレとの戦いがあるのでバトル要素は結構あるものの、
スコットの所属するバンド周りの話だとか、
ドタバタした(日本のとは結構毛色の違う)ラブコメ的な要素もあるし、

情報量の多さと説明の少なさから、
まー読むの体力いる、物理的に本が重いってのもあるけど、
内容薄そうに見えて、意外と濃い部分もしっかりあったり、
前半触れてたキャラが満を持して後半に登場したりとか、

ちょっとした事の伏線が思いのほか多いので、
繰り返し読んで発見があったりする楽しさは結構大きい、

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あとはまあ、どのキャラにも言える事だけど、
日本の漫画にはなかなかいないタイプの言動するキャラ多くて、
一口になにがどういいかと言うのが難しいくらいいいキャラ多い、

それこそ感覚の違い?か、
スコットはラモーナと付き合いたい って導入だけど、
割と即効で二人はキスしちゃうんだよね、ほんとあっさりと、

そういう日本の漫画だったらゴール付近に持ってくるような部分はさっと見せちゃって、
雰囲気的に仲が良くなってる感じは巻が進むにつれて確実に見えたり、
こういう見せ方もあるのか!って思わされる事しきり、

ご都合主義がかなり多い作品ではあるので、
そういうのが嫌いでなければキャラ楽しむだけでも十分価値あるかなと思いました、

1冊あたり約2000円なので、
しれっとオススメするにはちょっとお高く、
人に薦めるのは難しいですけどもね、自分は買って満足、
近いうちに版権絵で描けるようにしたいなと思ってます。


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