2016年7月28日
逆転裁判6の話

 逆転裁判6の話
各話ごとの感想をネタバレ等気にせず触れていきます。

とりあえずは5の時にあったような時系列無茶苦茶な構成ではなく、
基本順々に話が進んでいってるものなので、
その辺把握するのに手間取る事無くよかった、

今作でようやくオドロキ君の主人公っぷりがきちんと強調された感じかなあ、
や、4はまぎれもなく主人公なんだけど、

やさぐれナルホド君にいいように使われてるだけの舞台装置感に加え、
キャラクタ同士の関係上でもライバル・検事のガリューのが兄貴との対峙とかあったからねえ、

続く5はシリーズ的に結構間が空いての複数主人公形式、
4で 「主役交代」 し損ねた感は否めない状態だけども、

オドロキ君的には親友(被害者)の存在とか出たりするから結構重要。

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キャラのボイス

今作、一部のキャラには一言二言キメ台詞的な部分だけボイスあたってるんだけど、
これがあんまり効果的じゃないのが難、

レイファ・ナユタ・ドゥルク辺りがとても気になる、
レイファの声に関しては6月終わりの日記でも触れたりしたかな、

ナユタは今作の検事なので、
「待った」「異議あり」 的な文言のクライン語?のセリフはいいものの、
数珠構えて呪文唱える部分は余計、効果的とも思えなかった。

レイファ、御霊の託宣開始時に必ず喋る、
割と長めの口上の上、託宣毎に言うので聞く機会が多い、
のだが、正直言ってあんま声があってない、
キャラ自体が14だか15歳の設定なので、
そこまで子供子供してる声ではなくていいと思うのだけど、
ゲーム中の性格的には ばあや の存在とかわがままお嬢様的な印象も結構強いので、
変に大人びた声が合わないなあと最後まで思った。

ドゥルク、「龍は屈せず」だけ突然喋るから演出的に微妙、
印象には残るのだけど、一言だけ突然喋られてもなあと言う感じ、

正直あんな中途半端な事するくらいなら、
裁判パートだけでもフルボイスにするなりなんなりすりゃいいじゃんと思ってしまった、

ポピポピ音にこだわる割にそのへんのちぐはぐな感じが好印象に繋がらなかったかな。


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第一話 逆転の異邦人

さて6、自分がまず思った事は 「一話の割に難しくね?」 でした、
なまじ今までのシリーズやってきてただけに、
新要素の 御霊の託宣 がトリッキーに感じて結構ミスった、

証言のムジュン探すのとは勝手が違って、
あらわれる映像に対するレイファの解釈のムジュンをつくので、
最初からいきなりそういう解釈でそういうムジュンって事なの?ってつまづいた感じ、

チュートリアル自体はちゃんとあるから慣れの問題なのだけど、
あくまでも ”一話にしては” 難しくね? って事で、

そういや6は前情報とかほぼ見ずにプレイ開始したので、
今作はクラインでずっと話が進むんだろうなあと思ってた。


てかアウチ検事の無理くりな出し方は正直感心しないわ、
恒例のキャラなのは理解するものの、別に必要性感じなかった。


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第二話 逆転のマジックショー

あ、また5の時みたいに操作キャラが変わる形式なのか!となった、
日本にいるオドロキ君を操作し、
ついに被告人となったみぬきちゃんを助ける割といいお話、

てかやっぱ逆転裁判のキャラは一旦被告人にならないといかんね!

ネタ的には4からの流れをくむ或真敷一座ネタなので、
4やってないとみぬきちゃんの襲名とかいきなりすぎだなとは思う感じ、

4はDS発売だから、既に結構前の作品だし、
3DSでも割と最近発売された1・2・3と違っておさらいし辛いだけに、
そこのネタで(6本筋とは関係なく)一話やる事にはびっくり、

ファンサービス的なお話であると同時に、
この話で登場してるバニーのキキ・ミミはいいキャラしてるんで今後も出たらいいなあ、

逆転検事の方には過去作のサーカスに出てたミリカもいたりしてたから、
今後みぬきちゃん周りのエピソードで絡んでくるといいかなと、

ヤマシノPもいいキャラしてたが、
被害者となったMr.メンヨーが割と略歴適当な感じで可哀想かな、

というか或真敷への復讐を考えつつも、
端々に或真敷的なリアクション等を行ってたから、
なんかどこまで本当に憎しみ一辺倒でヤマシノが動いてたのか図りかねた、

やってる事はすごい手の込んだ罪の擦り付け+或真敷の名を地に落とす事なのだけど、
ヤマシノの言動見てると、
すごい或真敷よりもすごい自分、ってのが割と大事な要素に見えたので、
事がすんなり運んで影ながら復讐成功!で満足するのか?というのは疑問、

むしろみぬきに言われ、
その後負け惜しみに近い状況で言った 「マジシャン失格」 的な事の方が本音感、

登場した時点でTV出演もしてる名物プロデューサー的なポジションの人物だったから、
やっぱ影ながら謀略が成功してその後黙っていられたのかすごく謎だわ、
承認欲求の塊みたく描かれていて、
かつ或真敷の名に対する愛憎を考えると中々に密度の高いエピソードかなと。


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第三話 逆転の儀式

またもクライン、ま、今作のメイン舞台なので仕方がないけど、

第三話はまあなんというか色々あるんだけど、
オチが自殺とは・・・、これに尽きる。

クライン王国での話は全部繋げてみるべきなので、
この話自体はクライン王国の弁護罪のもたらした悲劇として必要なものなのだけど、
新システムの御霊の託宣でさっそくこんなトリッキーな事してくるとは思わなかった、

3以来の霊媒がまさかあんなことになるとは・・・、
ナルホド君成長したマヨイちゃんにチヒロの霊媒お願いしたりするんだろうか?

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てかクライン王国のキャラって名前がどれもイマイチだよねえ、
メインキャラはまあまともな方なんだけど、

一話登場の被告人ボクト・ツアーニ、
ポットディーノ・ニカワス、ミーマ・ワルヒト とかなんか響きだけで引っかかっちゃう感じ、

三話の方でも、
マルメル・アータム、ナナシーノ・ゴンビエ(ダッツ・ディニゲル)、オガム・マイニーチェ とか、

もじるにしてももうちょっと統一感ほしいわ、
さすがにパッと聞いただけでも印象がバラバラすぎてイマイチ。

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ああそうそう、
三話ではついにシリーズ久々となるマヨイちゃん登場なのだけど、
初期シリーズの印象に引っ張られ過ぎてて微妙だなあと言うのが正直な所、

初期シリーズで18歳だったマヨイちゃんも28歳なのですよ、
だのに各種モーションやリアクション等々は過去作のイメージのまんま、

ついでにいえばこの三話の重要な部分であるトリサマンとかも含め、
ちょっとマヨイちゃんのイメージが静止したまま年齢だけ増えてる印象が違和感。


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第四話 逆転寄席

本線と全く関係ないどころか、
ココネとユガミをとりあえず登場させておかなきゃ!くらいで作られたんじゃないかって印象、

というか、この四話があまりにも無関係かつショートエピソードだったので、
これはまさかシリーズ初の6話以上で構成されたお話になるのか!?と期待しちゃった、

二話にしろ四話にしろ、
大きな本線とは関係のない寄り道的なエピソードは好きだし、
変に間延びする事無く楽しめる意味ではとてもよかった、

プーコはおっぱい大きい状態でもしぼんだ(風船抜けた)状態でもいいキャラしてたね、
34歳でそんな要所要所にシワ目立たせなくても・・・とか思っちゃった、

正直な所二話はともかく四話はナユタが余計かな、
別にオドロキ君みたくココネちゃんには因縁等ないし、
これならモノクロでしか登場しなかったガリューとかでも出してあげた方がよかったんじゃ・・・とか思ったり、

一話の無駄なアウチ以降はずっとナユタなのはさすがに飽きるわ。


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第五話 逆転への大革命

長い割に中身は薄め、
前半日本パートでのサナギ軍曹はいいキャラ、
中身?のヒルネリアもいい感じだったので次回作以降も何かしらでないかなあと期待

五話は終始オドロキ君が主人公で、
ようやくはっきりと主人公ポジションもらえた感じかな、

前半での民事裁判でのナルホド君とのやり合いはよかった、
とはいえ、また人質ネタかというのは若干難点、

あと、クラインの秘宝探しに洞窟行くシーン、
文章での表現が正直あまり的確でなく、イメージし辛いパートだったかな、

絵が出ちゃえばそういう場所、ってなるものの、
暗がりを進む時の説明できてなさはやや不満。

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後半、クライン王国パート、
大臣周りで色々納得いかない部分もあったけど、
終わり方としては結構綺麗なもんだったかな、

ドゥルクの云々はもう日本パート時点で結構バレバレな感じ、
とはいえ、霊媒ってそんな無制限な時間可能だったっけ?って思ったり、
ま、3での大掛かりな霊媒トリック?はあったわけで、

今作のように誰がどのタイミングで誰に、ってのは考えると結構楽しいかな、

オドロキ君の本当の父親がおそろしく薄い内容で死んでしまってたのは可哀想、

オチ的にはオドロキ君の話はもう終わりかなあ、
ある種始まりって所なのだけど、
4での失敗?があるだけにオドロキ君だけの話ってやり辛いだろうからねえ、

ヒロインキャラとして5に出てたしのぶちゃん再登場を・・・、
ココネの友達だし出しやすいと思うんだけどなあ、

というか、逆転裁判はもう少しキャラ同士の深まり欲しい気がするわ、

別になるほど君とマヨイちゃんくっつけろや!とか思うわけじゃないけど、
お互いいい年齢になっててあの関係性はちょっと謎が多すぎ、

なんだろうね、ほんのりにおう程度でいいから関係性に変化あると全然違う感じ、
そういう意味でも茜ちゃんの方がよっぽどマヨイちゃんよりいいキャラに進化したなあって思うわ。


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特別編 時を超える逆転

四話も大筋が本編に関係なかったんだからこれも別に組み込んでよかったんじゃ?
メインキャラ周りがシリーズ初期に戻った感じの同窓会的な面子、

だのにイトノコ刑事だけは出ずじまいなのが正直ガッカリ、
ビジュアルとして登場せずとも、
なんとなくいる空気感を出すというか、
なんとでも出来た気がするんだよねえ、話題にすらでないんだもん、

お話はそれなりのボリュームでしっかり満足感あったものの、
ライトの記憶障害云々に関しては最後に明確な改善とかあった方が気持ちよく終われたかな、

元々が事故のショック(外傷も要因?)なら、
シズクと未来を見据えた時点でその呪縛から解き放たれてもよさそうなもんだ、

犯罪に至ってしまった十文字との対比としても、
タイムマシンネタ的にも、ライトは完治してたほうがすっきりすると思うんだけどねえ。

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他のエピソードでも触れてるけど、
助手としてついて回るマヨイちゃんがやっぱ微妙、

とにかく10代の少女だった時のリアクションのまま28だとさすがにきついって、
根本の部分は昔のままでいいから、
もうちょっと表面上でも大人なんだぞ感出してほしかった、

今作の目玉の一つだったマヨイちゃん復活は、
どうにもこうにも違和感ばかりを強調するちょっと残念な結果になった感じ、
そんなに使いにくいキャラなら登場させなきゃいいのに・・・。



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